No.22
店長中川の独り言 On Web
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2003.10.9
永年の夢が叶った日。
CONTESSA(伯爵夫人)が嫁に来た!(Y.鈴木先生ありがとうございました。)数ヶ月前からボチボチと造っているガレージに日野コンテッサ1300クーペが入居したのだ。
思えば僕が小学校低学年のころ、自動車がまだ一般家庭に普及していない時代たまに見かけるコンテッサクーペのスタイルは子供心に衝撃的なインパクトを焼きつかせたものだった。
それから数十年の月日が経ち、憧れが現実のものとなった。
高度成長期の昭和40年代、日野自動車がルノー4CVのライセンス生産から得たRR車造りの技術を用いた、日野初の自社開発乗用車。そのスタイルは斬新で新しい時代の幕開けを予感させたものでした。
国産車のデザインはまだまだ自社デザインながら、外車のイイとこ取りという趣が強い中にあって日野はコンテッサをイタリアのデザイナー、ジョバンニ・ミケロッティに完全委託。そうして出来上がったスタイルは秀逸でヨーロッパで3年連続の大賞を受賞する。
また、スタイルだけではなく車としての走行性能でもチームサムライとしてレース活動を行い優秀な成績を収めている。(MINI COOPERにも勝った事がある)
そんなすばらしい車ではあったが、日野はトヨタとの合併により
乗用車部門の生産を打ち切ったため、短命な車となってしまった悲運の名車であった。
・・・と簡単にいえば、こんなところかな!
ところで、どうして手にいれたか知りたいでしょ!またこれを説明すると話が長くなるので、ラベックに見に来てくれたら説明するよ。
きっともっと長話になるよ!?
名車には必ずストーリーがついてまわるね。
そんな話に時間を忘れて語りあえる車好きが最近は少なくなってしまったね。
携帯の新機種を喜んで見せあっこしていても結局は使い捨てでしょ!だから、もっと熱く語り合える話題が欲しいね。
待ってます!!でもノキアのデザインはイイネ!
↑ガレージに佇む、愛しの伯爵婦人。
↑Y.鈴木先生所有 コンテッサ1300L(ライトウェイト)レストア完成までに10年の歳月を要した幻の日野サムライ コンテッサ
↑ルノー8ゴルディーニやアルピーヌA110に通ずるRRレイアウトのエンジン。もちろんクロスフローのツインキャブ!